第10章 気分は上々……
ゴロン、と身体を回され、秘部は繋がったまま零くんの身体が私の前面にやってきた。
「のココ、すごいグチャグチャ……」
「……あんまり、見ないで……っああぁっ!」
ズンっと奥に熱を押し付けられて、身体が跳ねる。
更にぐりぐりとソコを抉るように動かされると、震えが止まらなくて気が狂いそうになってきた……
「あ、あぁ……だ、め、ぇ……っんああ、れ、くん……」
「……っ、は……」
「やっ……待っ、て……っあ、あぁっ!」
「ダメ、待たない……っ」
両腿を掴まれて、零くんが抽挿を始める。衝撃が過ぎて、彼が奥へ届く度意識が飛びかける。
どんどん激しくなっていく抽挿に、もう……頭も身体もついていけない。
「あぁ、んあっ!……あっあぁ、あぁ……」
「うわっ、……っ、めちゃくちゃ締まる、な……」
「あぁっ!わ、かんな……やっ、も、だめ……っれ、いく……ああぁ……っ」
「おいてくなよ……っ」
「あっ、いく、いっ……んぁ……あ、だめ!……ぁ、ああ……やああっ!」
膨れ上がった何かが弾けて、弛んで。零くんの熱が奥でドクドクと跳ねるのを感じながら、意識が徐々に薄れていく。
零くんが覆い被さってくる。全部を包まれてるみたいだ……
「……」
「ん……れ、くん……」
クスッと零くんが笑った気がした。私も笑ってるつもりだけど……実の所かなりの眠気に襲われてて……瞼が開かない。
どれくらい経ったのか、フッと意識が戻ってきた。身体には布団が掛けられてて、零くんは隣で横になりながら私の頬を何やら触っている。
「ごめん……寝てたかも」
「いい。の寝顔ならいつまでも見てられる」
「ぅ……」
「風呂のお湯勝手に用意させてもらったけど。入るか?」
「……一緒に?」
「そのつもりだけど?」
「もう、変なことしない?」
「約束は出来ないな」
「じゃあやだ」
「分かった、しない。約束する。入ろうか」
久しぶりにお湯にゆっくり浸かって、上がってきた時にはもう外は真っ暗だった。カーテンを閉め、部屋着に着替えてソファで寛ぐ。
「疲れてるだろ?食事はデリバリーでも取るか?」って零くんの提案に、喜んで乗らせてもらう。残念な料理の腕前は披露せずに済みそうだ。