【ヒプマイ】よふかしのうた : R18 : 短編集
第7章 ※ネクラ男子の本性 独歩
「…ん、ふっ…んぁ…?」
下腹部に何やら違和感を感じ、自分の甘い吐息で目が覚めた。その途端、じゅるりとアソコを吸われたことにビクリと体が反応する。
「ちょっ、やっ…いやっ…何!?」
「しー…」
布団の中から顔を覗かせたのは、頬を赤くして恍惚とした笑みを浮かべている観音坂くんだった。声をあげようとしたけど、すぐさま口を押さえられてそれすらも叶わない。なんで?どうして?観音坂くんが?私のアソコを舐めてるの…?私の頭はパンク寸前で、生理的な涙がホロリと一筋流れる。それをべろりと舐め上げると、観音坂くんは小さく「可愛い…」と呟いた。
「保健室の先生は今いないけど、声漏れちゃうかもしれないから一応静かにしてくれな」
観音坂くんは器用にネクタイを片手で外し、それを私の口に猿轡のように巻きつける。そして腕を頭の上で一まとめにされると、これまた器用に外したベルトでガッチリと固定されてしまった。身動きもできず、声を上げることすらできないこの状況に自然と体が震える。観音坂くんはそれを知ってから知らずか分からないが、安心しさせるように頭を撫でた後また布団の中へと潜った。
その時、私は今下半身に何も身に纏っていないことに気がついた。足をM字開脚のように左右に開かされ、他人はおろか自分でさえ触れたことのないところの目の前で、観音坂くんが呼吸を荒くしている。恐怖から唯一自由な足をばたつかせたが、それも無意味に終わった。
「大丈夫…痛いことはしない。ただ、気持ちよくなるだけだから、な?」
布団の中からくぐもった声が聞こえて来て、そろりと観音坂くんの舌がクリトリスを舐めた。ピシリと体が固まり、声にならない声がネクタイを通して漏れる。舌先で強弱をつけていじくりまわされ、感じたくないのに体はぴくぴくと反応してしまう。
「んっ…ん〜〜〜…っ」
「っ、はぁ…あぁ、起きてるのは嬉しいけど声が聞けないのは残念だな。せっかくさんが1人になった隙を狙って保健室に来たのに」
どういうこと?そう聞きたいのに観音坂くんがかぷりとクリトリスを咥え込んだことで思考が飛んでいく。じゅぽっ、じゅるっ、ずずずっと上下に扱かれるように吸いつかれたり、舌先では敏感な愛芽を遠慮なくごりごりと潰されたり、感じたこともない快感に腰が激しく揺れた。