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【ヒプマイ】よふかしのうた : R18 : 短編集

第4章 ※愛しているのに 銃兎


「……ねぇ、銃兎」
「あ?どうした?」
「私は大丈夫だから…もう挿れて?早く銃兎のことが欲し……っ、やっ、んぁぁあ!?」


言い終えないうちに、ばちゅんっと最奥まで銃兎の熱く固いモノが一気に貫かれる。予想もしていなかった快感にうまく息ができず、ぱくぱくと金魚のように口を開く。それでも容赦なく腰を打ち付けられ、肌と肌が激しくぶつかり合う音がこだまする。


「やっ…まっ、待って…じゅ…と!あっ、むりっ…イッてる…からぁ…!」
「…ふっ、ん、煽ったが…悪いんっ、だろ!」


達したばかりの膣内はきついくらいに銃兎のモノを締め付け絡みつく。止めどなく押し寄せる快感の波に呑まれながらも、私は必死に手を伸ばした。


「銃兎…っ、キスっ、して…今日、してなっ…からぁ…!」
「っ、お前はさっきから…煽りすぎなんだよ…!」


グッと体が近付き肌が密着する。銃兎の首に腕を回して唇を重ねると、ぬるりと温かな舌が口内に侵入する。舌は歯列をなぞり、堪能するように口内を舐った。どちらのとも分からない涎を飲み下し、口の端からは透明な液が垂れる。その間も銃兎は腰を振って私をさらなる絶頂へと追いやっていった。声にならない喘ぎ声が、口の中でこもる。


「んっ、んんっ……ん、あっ!」


柔らかい舌をちう…と吸われ、少し顔を離した銃兎と額を当てる。ガツンッと深く押し当てられ、ビクビクっと中のモノが脈打つのを感じた。私も意識が飛びかけで虚な視界の中、銃兎が微笑むのが目に入った。


「…愛してる、一生幸せにする」


ちゅっちゅっと頬や額にキスを降らせる銃兎に胸が愛しさでいっぱいになったが、私の意識はだんだんと暗闇に落ちていく。まだ起きていたいのに…と抗ってみたが、そのまま気を失うように眠ってしまった。





「〜銃兎っ!これ!!」
「あ?どうした」
「き、キスマーク!こんな目立つとこにつけてどうすんのよ…!!」
「もう結婚するんだからいいだろ。虫除けだ。大体お前は危機感がなさすぎるんだもっと自覚しろ」
「……にしても、これはやりすぎでしょ」
「だったら俺にもつけるか?ほら」
「そういう問題じゃない!!」



fin.
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