第4章 あまいあまい
(あっ、美味しそう)
ガラスに写るそれは煌びやかで
甘くて
(芥川くん食べるかな?)
ちゃりん♪
「ありがとうございました~」
ーーーーー·····
ガチャ 、パタン····
「·····(よかった、皆任務でいない)」
コッコッコッ····
コンコン
「芥川くんいますか?」
ガチャ··
私は芥川くんの部屋に入ると
ごほっ!ごほごほ··
「····っ!」
だっ!
「っ···、大丈夫!?芥川くん!」
ーーーー·····
すっ
「どうぞ」
こくん
「·····」
「少しすれば治りますからね」
「···太宰さんが探していた」
「わかりました、芥川くんは勉強途中みたいだね。終わった所見計らってまた来ますね」
「···うん」