第2章 月本光政 WORST
朝から喧嘩なんてシャレにならねぇーよ。
家を急いで出ると、家の前には知らねー女が居る。確か、数日前…チョコや贈り物は一切受けとらねぇーと言ったはずだった。
なのに、なんだ、この数。
「…なんか、よーか?」
オレは、それ所じゃねぇーんだよ!
鈴音が、待ってるんだって!
すると、1人の女がオレに袋を渡す。
「だから、うけ「これ、渡して下さい!小野君に」
「これも、お願いします!」
「………」
なんだよ、輝にかよ。
クスッと笑うと、オレの目線の先に1人の女が飛び込んできた。
それは、あまりにも偶然で声をかけようとすると、逃げるように走り出した。
ーーヤバッ!
そう思った時には、既に遅かった。
誤解だと言うことを伝えようにも、携帯にすら出ない……。