第2章 出会い
「これから先…誰にも媚びるんじゃねーぞ!」
「コラ輝!
オレに何度も説教すんじゃねー」
医務室に向かう途中…輝とはこの話ばかりだった。
ガラガラっと医務室のドアを輝が開けると医務室の中は、空っぽだった。
「センコーいねぇのかよ」
「後ろ、後ろ!ここに居るからっ!」
オレの後ろから女の声が聞こえてオレと輝は、後ろを振り向いた。
「…誰だ、コイツ…」
オレが思っていた事を輝が、口に出した。すると、目の前の女は…
「今日から医務室担当の……椎名よ」
1から始めようとした時、俺はコイツと出会った。