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【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】

第9章 約束と方針


パワハラ紛いの量の書類仕事を回され忙しすぎたのもあったせいか2週間というのは意外にも早く過ぎ去った。今日寝るだけで、もう明日からの訓練には復帰できる。
次の壁外調査はいつだろう、明日の訓練は何をするのだろう、考えるだけで心は踊る。

「……ニヤニヤしやがって、気持ち悪りぃ」

1日に一度は必ず、兵長は医務室に訪れてくれた。まあ大半が仕事の押し付けだったが。
それでもたまにご飯を持ってきて一緒に食べてくれたり、兵長なりの優しさが垣間見えることもあった。

「前から思ってたが、お前戦う時はえらく楽しそうだよな」

書類に目を通しながら、いつも通りの無表情な兵長。

「兵長こそ、部下を折檻する時やぶん殴る時はえらく楽しそうな無表情ですよね」

「見てたのかよ。っつか楽しそうな無表情ってなんだ」

医務室の窓からは訓練場がよく見える。体術の訓練の時の兵長はすごく生き生きしている。
今日はオルオさんに一撃加えている現場を目撃した
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