【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第6章 心臓を蝕む
死にたいのに、生きていたい。誰かに認めてほしい。
……自分が1番矛盾してるってわかってる。でもそれを認めてしまうと、まるで班長の代わりを求めているような気がしてしまう。班長でなくて、誰でもいい、誰かを求めている自分に嫌気がさす。だから認めたくなくて、
今日も私は空回る。
「ん…………」
視界いっぱいに広がったのは、白い天井。勢いよく起き上がると、右腕に激し痛みが走る。
「いだっ…………」
外は薄暗い、夜明けか、日暮れか。それすらもわからない。壁外調査は無事終わったのだろうか。私は、何日眠っていたのだろう……。
「あ、アリス!!目が覚めたんだね!!」
カーテンを開き入ってきたのはハンジさんだった。後ろにはペトラさんもいた。
「よかった……もう、心配したんだから!!」
「あのっ……私、あの後どうなって……今日って、何日経って……っ!!」
「あーー落ち着いて、全部話すから。あんまり動くと傷が開いちゃうよ?」
起き上がろうとした私をハンジさんが止める。