【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第5章 存在価値
「リヴァイ兵長もそう言って……」
「おいペトラ!!」
「あっ………」
え、兵長が……?
「とにかく、1人で抱え込まないで!!」
……優しい人なのだろう。ペトラさんも、班のみんなも。
リヴァイ兵長も。
「……ありがとう、ございます」
でも、ごめんなさい。
「あっ……」
私は食堂を出る。
私にその優しさに頼ることのできる強さがあれば。
再び失うことが怖くて、何に頼ることもできない、こんな弱い私を、
「……ごめんなさい」
どうか、許してください。