【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第5章 存在価値
壁外調査が明日に迫っている。
壁外調査前日は午後の訓練が全てなくなり、自由時間になる。そしてこの日に午前の訓練を経て食堂にやってくると毎度のこと、空気がまるで葬式後のようになっている。
「……アリス、隣いいかな?」
そんな空気を尻目に1人でお昼ご飯のスープを美味しく頂いていると、珍しく声をかけてきたのはペトラさんだった。後ろにはリヴァイ班の皆さんも一緒だ。
「どうぞ」
「ありがとう」
一言そう言うと、周りがあっという間に賑やかになった。