【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第2章 悪魔
そういえば昨夜言っていた、エルヴィン団長を殺そうとした……2人、私以外のもう1人って、もしかして、
「……兵長、貴方もエルヴィン団長を殺そうとしたことがあったりするんですか」
「何故そう思う」
廊下を歩いていけば角に女子塔への入り口が見える。兵長は壁にもたれかかり腕を組む。
「まあ、勘ですけど」
「いい勘だ、今後も養うといい」
そう言ったかと思えば兵長はすぐに幹部塔の方へ戻って行ってしまった。
……もしかして送ってきてくれたのだろうか。
「……わかりにく」
私にはあの人がよくわからない。
まあ別に、わかろうとも思わないのだが。