【進撃の巨人】人類最強と死にたがり少女【リヴァイ】
第11章 少年と優しさ
「……おはようございます兵長」
「ああ、おはよう」
「……どういう状況ですこれ?」
目がさめると見覚えのない天井と、隣で身支度を進める兵長。
服は……てこれ兵長の服?
……え、なにこれ事後?
「安心しろ未遂だ。……テメェが寝やがったせいでな」
私寝たの!?ああ記憶が曖昧……っ……未遂、未遂……えぇええもしかしなくても私女として最悪なヤツじゃあ……
「……す、すみません……その、服もお貸しいただいたようで……」
急いで布団を剥ぎベッドを出る。ああそういえば今日は審議場に行くんだった!!なにも用意していない!!出発は昼前だったか……?
なら今から用意すれば…!!
「へ、兵長失礼しました!!い、急いで用意してきます!!」
「待て」
扉に手をかけた瞬間、兵長が私の腕を掴み後ろにバランスを崩す。
「……その格好で出て行くつもりか」