第3章 ❀できるなら、愛しい貴方といつまでも
どこまでこの人は優しいのだろう。
今すぐに私を蹂躙したいと、目はこんなにも欲に満ちているのに。
ああ、小芭内さん。
私はもう、こんなにも……
貴方に愛されてる。
「な、何故泣くんだ……!否、無理はしなくていい、お前の心の準備ができるまで俺は……」
「違います小芭内さん!」
その先を言われる前に、私は小芭内さんに抱きついて言葉を制する。
「違います……違います……。私、幸せなんです小芭内さん……。貴方にこんなにも愛されて、これ以上愛されたら私……幸せすぎて死んでしまいます……」
「……。死なれるのは困る。が、
悪いがやめれん。何度も言うが、俺はお前を大事にしたい。もっと、愛したい。」
「……はい。分かっています。
小芭内さん、私を……愛して。」
「っ!」