第25章 Qualcosa da amare(XANXUS)
暗い部屋に響く、ベッドの軋む音と卑猥な音。
「ん、ぁ…は、っ……ん」
「…っく」
相変わらず締め付けてくる頼華のソコに何度も達しそうになる。
段々とよくなってきたのか、喘ぎ声に甘さが増している。
こんなに小さい身体に俺のモノが__そう思うだけで支配欲が満たされていく。
「は、ざん…ざす、っ」
「…どうした」
「も、イッ、ちゃ…あぁ!」
「…っ……あぁ。」
さらに腰を早めてやれば喘ぎ声が強くなる。
「い、っ…ざ、ん……いっ…くのぉ…!!」
「く…っ……俺も、だ」
俺の精を搾り取らんとするほどに締め付けるソコの奥に、己の欲望をすべて吐き出した。
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「…鳴かせすぎたな」
「んっ……へーき」
引き抜くと同時にゴポリと奥から出てくる白いモノに出しすぎたか、なんて思い。
頼華の肌を覆っていたランジェリーと自分の衣類をすべて剥ぎ取ると、彼女を抱き寄せ横になった。
「ざんざす…」
「…何だ」
「…Buon compleanno,XANXUS」
「…!あぁ。」
「Voglio continuare a stare con te.(これからも一緒にいたいな)」
「…俺もだ」
ふふ、っと嬉しそうに笑う頼華にこんな誕生日でもいいか、なんて思った。
今まで誕生日なんて、祝われるなんて。そう思っていたがこんな誕生日なら、頼華がいれば、なんて。
Qualcosa da amare
____愛するもの、それはあなた
愛なんて、と思っていた過去は
愛するものがいればどうにでもなる
なんて思いながらすごす25歳の誕生日
end
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遅ばせながら…
Buon compleanno、XANXUS!