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空と陸の距離

第2章 捨てた希望


「はい、曲げますよ~痛くないですか?」

痛みを感じないこと、
知ってるくせに。

イヤな感じ。






ベッドの上で、足を動かされてる私。

何も感じない。

ただ寝てるだけ。


私が事故にあったのは、ほんの半年前。
目を覚ましたのは、ほんの半月前。

でも、





















下半身不随。








私は、奇跡的に目を覚ましたもの
腰から下が動かなかった。

つい最近まで、ランニングが趣味だったのに
いきなり車椅子生活。



楽しい20代は、どこかに飛んでった。



ポーンッてね。




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