第11章 解放の時間
「確かに、明日新しく喫茶店オープンしますね」
「え!?そうなんですか」
「知らなかったんですか?近くの公園にですよ?」
「あ、そ、そうなの」
「やっぱり~」
まさかの偶然だった。
神様の驚きな悪戯だろうか。
公園の近くの喫茶店。
明日ティータイムに和さんと行けたらな。
あ、あの人アイドルだった・・・。
やっぱり想像つかないな。
テレビの向こうで踊ったりしてるんでしょ?
見えないけどな~
「はい。じゃあ今日はこの辺で」
「ありがとうございました」
行きかけた看護師さんが
足を止めた。
「どうかしました?」
振り向いてまた
ベッドの横に立った。