第17章 大丈夫だよ
黒いペンで書かれているけど
何度も何度も鉛筆で、書き直した跡がある。
衝撃的で、ノートを潰すかと思ったけど
でも、さんから聞けてよかった。
あの人の口から(日記)から聞けて
なんだか心底ほっとした自分がいます。
本当に、これでよかったのかもしれない。
さんが、誰よりも私を見てくれている。
嵐より、ファンの人より、誰よりも・・・
だったら、ドーンと生きてやろうじゃないのよ!
て、思えるから。
窓から射し込む赤い光が
さんと見た最後の夕焼けを思い出す。
「おやすみ和さん」
そんな声が、ふと聞こえたような気がして
たかが空と陸の距離。
100㎞がなんだっていうんです?
夕日の光を浴びながら、ソファで眠る私は
奥さんを愛しすぎてる、証拠なのかも
しれないですね・・・。
『空と陸の距離』 end