第17章 大丈夫だよ
なんだか気分が晴れなくて
ぼんやり日記をパラパラしながら遊んでた。
6冊目のさんの日記が
途中で、終わってる。
さんの、亡くなる一日前の日付。
そこからは、真っ白・・・
だと、ずっと思ってたんだけど
「!!!!!!」
一番最後のページに、さんの字。
『和さんへ
このページに気づいちゃったか!
和さん、元気でやっていますか。
泣いたり、疲れすぎたりしていない?
悠生や、嵐の皆さんともよくしてますか。
私のことは大丈夫。
悩んじゃダメだからね?(笑)
きっと、大野さんから聞いているかも
しれないんだけどね。
キスされたんだ。
だけど、もちろん、怒ったし泣いたんだけど
大野さんに好意もたれて嬉しかったりもした。
ごめんなさい。
これもまた、大野さんから聞いているかも
しれないんだけど
和さん以外の人を愛せないって
大野さんに病室で怒鳴り付けたこともある。
本当なんだよ?
私が和さんより前に愛した人はね
大野さんだったんだ。
ほわわんとした優しいところに惚れたのに
振られた、だーいぶ昔はね
あんなステキじゃなかったの。
和さんに出会って、嵐さんのこと調べて
驚いたよ(笑)
色々隠していてごめんね。
腹を立てていいから、
私の代わりにドーンと大野さんに怒っといてね!
でも、必ず仲直りするんだよ?
皆さんと、大切な我が子によろしくです!
より♡』