第1章 歩く姿は… 【不死川 実弥】
着流しの帯をほどき全て脱ぎすて全裸になった、鍛え上げられた体が目の前に迫り、無意識に不死川様の傷痕を指で触れる
「お前…なに煽ってんの?」
すっかり乱れきった私の着物を脱がせながら耳をくすぐるようにささやく
熱い息が耳に触れる、それだけで私の体に痺れるような感覚が走る
「あの…灯りを…消してください」
肩からするりと着物が落ちる、このまま全て見たり見られたりされる事が恥ずかしくてたまらない
胸に手を置いて隠そうとする前に抱きしめられた
「言ったろ全部見る、俺でどんな顔をするか、どんな反応をするか、どんな声をもらすか…今から全部見せてくれ」
「そして…俺を全部見てくれ」
少し体を離し私をじっと見つめる不死川様の瞳がゆれていた
そうだ…この人は鬼殺隊士だ、伝令を受けたら命懸けで鬼を殺しに行くのだ
…私も覚悟を決めなくては
肩をつかむ不死川様の手もわずかに震えていた、愛しい気持ちが呼吸とともにもれてしまう気がして深く口付けをした
「…… 全部…ください」
「あぁ…俺のすべてを全部やるよ」
自然と顔が近づき舌を絡ませながら、指は首に触れ胸の先端までを何度か往復する
先端に指がふれると背中が跳ねる
「やっ……あっ…ぁ…」
自分でも始めて聞く甘えた声がもれた
そっと褥に押し倒されて不死川様が私の顔の横に両手をついて見下ろしてくる
恥ずかしくて思わず足を閉じようとするけど不死川様の体が私の体を開くように入りこんで自由がきかない
私を見下ろす顔の傷痕と鋭い目つきはいつも通りだけど今はそれに色香がただよい見つめられ体が反応する
首筋から胸の先端にむけて舌を這わせて最後に固くなった先端に吸い付き甘噛みされた
「っ…はあぁ……あぁっ…」
そのうち唾液でくちゅくちゅといやらしい音をさせながら何度も吸い付かれ腰が浮く
どうしていいかわからず夢中で不死川様の銀髪に指をからませ頭にすがりつき足さきが浮き空間を蹴るように何度も跳ねる
「すごいイヤラシイ顔してんぞ」
「… イヤっ…イジワル…言わないで…あっ…!」
胸の間から臍にかけてスーっと軽く触れるように指が下っていき、最後に内ももを掴んで股を開かせられた
くちゅっ…濡れた音が私にも聞こえた