第12章 大好きだから大切に〖嘴平伊之助〗⚠R18
こんな時のために美味しい天ぷら屋さん
を探していたのが役に立つ
「伊之助くん!オススメの天ぷら屋さんがあるんだけどそこでもいいかな?」
キラキラと目を輝かせる
「おう!!」
もりもりと大量に食べる伊之助
すると周りからこんな声が聞こえてくる
「女の子があんなによく食べれるな!?」
「綺麗な顔して大食いなのね」
「隣のお友達も沢山食べれるのかしらね」
人気店なため人が沢山いる
私にとっては野性的な伊之助は当たり前
顔も女顔で綺麗、考えたことがなかったが
鬼殺隊は変な人が多く、その生活に慣れたせいで
街に出ると特に目立ってしまっていた
「(伊之助くんがお腹いっぱいになったらすぐ出よう💦)」
ガタッ
「!?」
突然立ち上がる伊之助
「伊之助くん?」
「ごちそうさまだ、帰る」
周りの声が嫌だったのかお金を机の上に置き
歩き出してしまった
「伊之助くん待って…!!」
早歩きの彼を追いかける
「なぁ…俺女に見えんのか!?」
「えっ??」
「友達に見えんのか!?」
さっき周りから言われた言葉を繰り返す
「ちょっと落ち着いて!!」
「落ち着けねぇ!!俺は男だ!!お前の恋人だ!!」
直接恋人と言われると照れてしまう