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〖鬼滅の刃〗愛してるって伝えたい

第29章 全ての真実を愛したい〖伊黒小芭内〗⚠R18




私は馬鹿だ…

優しい伊黒さんに勘違いをしていた…


今日、屋敷を散歩していたら楽しそうに

話しながら2人で歩く姿を見てしまった

ボディタッチみたいな事もしてたし

私には1度も触れてきたことがない

伊黒さんが好きなのは甘露寺さんだ…



ズピーっと涙と鼻水を垂らしながら

いつもの行きつけの団子屋さん


「すみまーん、お団子10本追加で!!」

「ひなのちゃんやけ食いかい?」

「失恋ですよ!失恋!」


辛いと叫んでいた


「ひなのちゃん可愛いんだから、すぐいい人見つかるよ」

「そうですか…?」

「えぇ」


微笑むおばあちゃんの顔に

気持ちが落ち着いてきた


「おばあちゃんのおかけでで少し気持ちが楽になってきました」

「そうかい、泣きたい時は思いっきり泣けばいい。今はゆっくりお食べ」

「ありがとうございます」


優しさにさらに涙が出る

ボロボロと泣きながら

美味しいお団子をほうばる


「やっぱりここのお団子は美味しいな…」


お腹を満たせば心も満たせる気がした

でも全然…伊黒さんの事が頭から離れない


「なんで…私じゃないんだろう…」


すると遠くから愛しい声がする


「神雛…?」


バッと顔を上げるとそこには

私がずっと待っていた人


「…伊黒さん」


こんな姿見せる訳には行かない

急いでその場から逃げる


「待て!神雛」



もうそんな優しさいらない

優しくしないで

もっと好きになってしまう


必死に逃げた、やっと見えた自分の屋敷

扉の鍵を開け開こうとした瞬間


ガシッ






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