第25章 君との距離〖錆兎〗⚠R18
任務が落ち着いた頃、
御館様から日頃頑張りすぎだからと
鱗滝さんの所へ体を休めに1度帰りなさい
とお許しが出た
私は、義勇と錆兎達と同じ水の使い手
ガラッ
「義勇!御館様が鱗滝さんの所に体休めに帰っていいって」
嬉しそうなひなの
「そうか、良かったな」
「義勇も一緒に帰るんだよ?」
「…俺もいいのか?」
「うん」
それを聞き義勇も嬉しそうだ
2人で荷造りをし、一緒に向かう
傍から見たら恋人みたいにみえる
しかし、ひなのは恋人がいた
「久しぶりに錆兎に会えるの嬉しいな」
「良かったな」
「えへへ」
ひなのと錆兎が付き合っていることは
義勇が1番詳しい
小さい頃から錆兎と義勇はひなのの事が
好きで取り合いしていたから
そして、ひなのが恋に落ちたのが錆兎だった
「錆兎驚くだろうな〜」
「そうだな、喜ぶだろう」
正直鬼殺隊に入った2人の方が
共に過ごす時間が多い
義勇もたまに心が揺らいでいたが
錆兎は心を許しあった友
ひなのに手を出すことは1度もなかった
「ただいま戻りました!」
大きな声を張り上げたひなの
「おぉ!義勇とひなのじゃないか、おかえり」
優しく向かい入れてくれる鱗滝さん
その後ろから、錆兎と真菰が現れる
「2人とも帰ってきたのね」
「おかえり、疲れているだろ?ゆっくり休むといい」
ひなのは錆兎の元へ近づく
「ただいま錆兎」
「おかえり」
微笑み合う2人に周りもホッコリする
「今日は皆のために料理作るね!!」
ひなのは突然大きな声を出したため
皆驚きつつ笑っていた