第12章 敵は鬼だけとは限らない
~煉獄side~
『ええぇ、
お前らぶった斬らないといけないの?
まぁまぁ懐かしい顔ぶればっかじゃん』
煉「ぶった斬る…って!!!」
『久しぶりに呼吸使わずに刀使うなぁ…
しかも君たち私の役職忘れた?
真選組 総長 に勝てるとでも?』
隊「こ…こっちは大人数なんだ!
負けるはずないだろう!!!」
『全く…総長も舐められたもんだよ』スチャ
煉「おいっ!!!!」
『ごめん杏寿郎
これは鬼殺隊としての 桜柱としての行動じゃない
すまんがこの事は目を瞑っててくれ』
煉「よくわからんがわかった!
…後で説明してもらうぞ!」
『 ありがと
…見知った顔も見えるがそっちに付いたからには
死の覚悟…できてんだろーな?
しかもまだお前らも真選組の隊服着てるとはいい度胸じゃねーか
今すぐその隊服脱ぎ捨てるんなら斬らないでやろう…』
の呼吸が変わった…?!
今まで感じたことのない殺気…
隊「だ…誰が脱ぐか!!!
俺たちはな!鬼と手を組んで新しい真選組を伊東さんと作り生まれ変わるんだよ!!!」
『…お前らが真選組と名乗るなら
私はお前たちを斬る …
真選組局中法度第21条 敵と内通せし者これを罰する
しょうがないから私が粛清してあげるわ
真選組 総長としてテメーらに最後の教えを授けてあげる
圧倒的に力の差がある敵を前にした時
その実力差を覆うには数に頼るのが1番だ
…呼吸を合わせろ!!!
心体ともに気を練り最も充実した瞬間…
一斉に斬りかかれ!!!!!』
隊「ウリァァァ!!!!」
『そして…──
死んじまいなァ』
…呼吸の型を使わずに
この大人数を一瞬で…?!!!
煉「…」
『ごめんね杏寿郎』
そう言った彼女は
このとき静かに涙を流していた──
土「!!!!」
『…あ、トシまた斬っちゃった』
土「謝んじゃねぇ…」
『…さて 炭治郎達を助けに行くよ!!!』