第10章 騒がしいにも程がある
~善逸side~
俺 今すごい手足が短いの
蜘蛛になりかけたからね
薬を沢山飲んでお日様の光沢山浴びて治療中
『それでしのぶがね──』
そして今日もさんがお見舞いに来てくれている
しのぶさんっていう人の音は独特なんだよなぁ
さんと違って規則性がなくてちょっと怖い
でも那田蜘蛛山の時の彼女はすごい女神様のような
人だったな
蜘蛛になった人泣きながらしのぶさんの所へ行ってたしね
そしてめちゃくちゃ可愛いんだよ
さんの方が断然だけども
その可愛い人に体力を元に戻すための
機能回復訓練へと連れていかれた炭治郎たちが
『──ちょっと善逸聞いてるのー???』
何故かあんな感じで戻ってくるんだけど
炭伊「ズーン……」フラフラ
『お、2人ともおかえりー!!!』
善「…何があったの?どうしたの?ねぇ」
炭「……ごめん」モゾモゾ ←布団に潜り込む
教えてくれよっ!!!!!
明日から俺も少々遅れて訓練に参加するんだからさっ!!!!!
『……まぁ大丈夫さ
善逸頑張れ!』ポンッ 肩を叩く
善「そっ…そんなぁ…」
──次の日──
今日はさんも状況確認を兼ねて訓練へ参加してくれるらしい
ア「善逸さんは今日から訓練参加なので
ご説明させていただきますね──…」
──…
善「……すみませんちょといいですか」
ア「なにかわからないことでも?」
善「いやちょっと…来い2人とも」
伊「行かねーよ」
善「いいから来いって…
言ってんだろうがァァァ!!!!」
皆「!!!?」ギョッ
『…あちゃー』
善「来い!!!コラ!!!
クソ共が!!!ゴミ共が!!!!!」
ア「え…えっとさん…」
『んー、まぁいいんじゃない?』