第7章 蜘蛛退治?鬼退治?
~炭治郎side~
累って鬼から
あの小さな身体から
抱えきれないくらい大きな悲しみの匂いがする……
ハラハラハラ… 灰になっていく
冨「……
人を喰った鬼に情けをかけるな
子供の姿をしていようが何十年何百年と生きている
醜い化け物だ」累の服を踏む
炭「…義勇さん 殺された人達の無念を晴らすため
勿論俺は容赦なく鬼の頸に刃を振るいます
でも鬼である事の苦しみ
自らの行いを悔いてる者を踏みつけにはしない
義勇さん 足をどけてください
鬼だって人間だったんだ
俺と同じ人間だったんだから
醜い化け物なんかじゃない
鬼は虚しくて悲しい生き物だ」
冨「…おまえはっ
!!!!!!!?」ガキィィィン
な…何が起きたんだ?!
し「あら?
どうして邪魔するんです 冨岡さん」
冨「…………」
し「鬼とは仲良く出来ないって言ってたのに
何なんでしょうか?
そんなんだからみんなに嫌われるんですよ」
冨「……はどうした…」
し「さんなら後からこちらに来ます
本当に冨岡さんは大好きですよね
でもさんは渡しませんよ?
そしてさんからも嫌われて下さい ←
さぁその庇ってる子からどいてもらえますか?」
冨「…俺は嫌われていない」
し炭「!!」
…えええ!!!ぎ…義勇さん…?
それより あの女の人もさんを知っているのか…?
し「あぁ、すみません
嫌われている自覚がなかったんですね
余計なことを言って申し訳ありません」ニコッ
いやいや、この女の人 怖いんですけど…!!!!
し「…坊や」ニコッ
炭「はっ…はい!!!?」
し「坊やが庇っているのは鬼ですよ
危ないので離れてください」ニコッ
炭「ちっ…違います!!!いや違わないけど!!!
あのっ!!!妹なんです!
俺の妹で それであのっ…!」
し「まぁ…そうなのですか
では──…」