第7章 蜘蛛退治?鬼退治?
~蜘蛛鬼 姉side~
タッタッタッ…!!!
しくじったっ… しくじった…!!!!
私だけは今までしくじったことなかったのにっ…!
家族ごっこを……!!!!!
累に顔を切られたくらいで済んだのはまだマシだったのかもしれない…
顔が元に戻ったりするのを累は1番嫌う…
そして"守る"だとかそういうくだらない言葉をアイツは好む
蜘姉「…鬼狩りっ!!!!」
村「!?しまっ──!!!」←村田さん
蜘姉「溶解の繭!!!!!」
村「!!!!!!」
よしっ…1匹!!!!
村「(き……切れない!!!!)」
蜘姉「無駄よ切れやしない
この糸はね柔らかいけど硬いの
まず溶解液が服を溶かす
それからアンタの番よ…すぐ溶けて私の食事になる」
『おぉ、それめっちゃすごいじゃん!!!
手のひらから糸出してんの?』
蜘姉「ッ!!!?」
『こんばんは〜今日は月が綺麗だね』
し「さん…
鬼のお嬢さんに告白してる場合じゃないですよ」ニコッ
『しのぶ!…もう どこ行ってたの〜』
し「すみません。少々寄るとこがあったので」
蜘姉「…!!」バッ!!! 攻撃をしかける
『おうおう、危ない』シュッ
!?
繭の糸を少しも触れずに避けてる…?!
『桜の呼吸 壱ノk「さん」…なにー?』
し「わざわざさんが相手をする程のお嬢さんじゃないですよ
私がお相手します」ニコッ
『わかった…
まかせるよ しのぶ』トンッ 木にもたれる
し「ふふっ…ありがとうございます。
……さて、鬼のお嬢さん
私たちと仲良くするつもりは
ないみたいですね」ニッコォ