第2章 第二章 *学校
もう、学校に行かなくてはならない時間になる。
うちと蒼大が、家族とバレないように2人、別々の道から、毎朝学校へ通い、そして夕方別々の道でひとつの家に帰る。
学校でうちらの関係を知る人は、齊藤キラ。
ただ一人である。
キラはうちの親友。1年生からずっと一緒。
うちと蒼大は、去年、そして今年とクラス替え続くものの、同じクラスになっている。
今日もまた、教室の扉を開ける。
まだ、蒼大は到着していないようだ。
友1「りっちゃんおはよー!」
り「おぉ!おはよ♪」
友2「りおおはよ!1時間目から算数だよー、泣」
り「えー!まぢかぁ泣」
など、朝学校につくなり、友達がりおの机の周りに、集まってくる。