第14章 寝苦しい夜
次の日の朝
いつもと通りが来て目が覚めた
「オハヨー。」
「おはようございます。兄者さん今日の朝ご飯当番は兄者さんですよ!」
「あー..そういやおっつんいないんだっけ。OK。」
ベットから這い出るとと一緒に1階へと降りる
お手伝いしてくれる気満々らしい。
キッチンに立つと早速
「何をしましょうか!」
と聞いてきたので
「じゃあ野菜洗っといてくれる?」
そう頼むと彼女は
意気揚々と冷蔵庫から野菜を取り出してきてから
近くにある踏み台を持ってきて、野菜を丁寧に洗い始めた。
なるほど、と兄者は感心した。
「その踏み台、いつからあったんだ?」
「えっと…1週間くらい前です。弟者さんが買ってきてくれたんですよ!」
嬉しそうに答える彼女になんだかこちらまで嬉しくなってくる
「そうか。だから夜中に一人で水飲めたのか」
その言葉に彼女はきょとんとした
「夜中……?私、起きたのは7時ですよ?」
「は、いや、2時半くらいにのどが渇いたからってキッチンに……」
「いいえ。お水なら昨日は弟者さんがお部屋に置いといてくれました」
「え、でも、たしかに」
「それに、落ちたら危ないから一人の時は踏み台使っちゃダメっておついちさんに言われてるんです。」
「え。じゃ、じゃあ……」
「夢でも見たんじゃないですか?兄者さん」