• テキストサイズ

My Sweet Home

第1章 出会い



どれくらい、時間が経ったのだろう
薄暗い牢屋の中では、時間の経過がわからない

扉の外からは相変わらず笑い声が聞こえる

「私、死んじゃうのかな」

ぽつり、ぽつりと涙が頬を伝う
「お父さん……お母さん……」

その時だった
爆発音と、ガラスが割れる音が響いた
いきなりの爆音に、思わず目をつむった
次に聞こえてきた音は
忌々しい銃の音
両親を殺した、兵器の音

「おとう……さ……おかあ…さん……」

よみがえる恐ろしい記憶に耐え切れず
はそっと
意識を手放した
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp