第9章 No.9
終わった。私の高校生活終わった。
あの子たちから私はいやがらせを受けて、
イジメられて終わるんだ。
余計なことをしてくれたな、新開。
余計なことといいつつも、
めちゃくちゃ嬉しかったけどね…
新開「おはよう、ちゃん。」
「おはよう、新開。さっきはありがとう。」
新開「どうってことないさ。俺が思ったことをそのまま言っただけだ。」
東堂「俺もあそこでビシっとかっこいいとこ見せつけたかったのだがなー。新開に全て持ってかれてしまった。」
「何しょうもない戦いしてんの。」
私たち三人はいつもと変わらず、
私の机を囲んで笑っていた。
そのうちチャイムが鳴り、
尽八は自分の教室へと戻った。
私は自分の席に着き、
さっき新開が言ってくれたことを
思い出しながら、ニヤニヤしていた。
…いや、この状況でニヤニヤせずにはいられない人なんていないでしょ。
授業中はわりと暇だから、
携帯をよくみていた。
すると、メールが一通。
『新開隼人』
え、新開から授業中にメールなんて珍しい。
新開『インハイがいよいよ近づいてきたから、図書委員の当番しばらくいけなくなってしまう。ごめんな。』
なんだ、そんなメールか。
全然いいのに。
『全然いいよ。その代わり、一位獲ってこなかったら、怒るよ。』
新開『もちろん、箱根学園が一位に決まってるだろ。』
『そうだよね。笑』
新開『当日はみにきてくれるよな?』
『もちろん。3日間あるんでしょ?なるべく全部行くよ。』
新開『本当かい!?それは嬉しいな。頑張るよ。』
新開の本気のレースでの姿…
観るのは初めてだ…
絶対に新開には勝ってほしい。
だから全力で応援しなきゃ。
思い届けなきゃ。
思い…
素直になる…
インハイ終わったら、
言おうかな…