第4章 No.4
バキューーーーン
必 ず 仕 留 め る っ て 合 図 ?
もう、仕留められてるってば。
「う、うん。楽しみにしてるね!」
新開は私に笑顔を向け、自分の席に戻った。
どういうことなんだろう。
新開になにか誘われるの初めてだったから、私は机の下で小さくガッツポーズをして、ニヤけてる顔を隠すために、机に顔をうずめた。
その日の授業は何も頭に入らなかった。
当たり前だ。
とりあえず、尽八に授業中連絡をする。
「尽八尽八尽八尽八」
『なんだ、授業中だ。』
「新開にレース見に来てって誘われた。」
『ワッハッハー!』
「ワッハッハー!じゃないよ…!」
『よかったではないか。感謝するんだな。』
「尽八は何もしてないでしょ。」
『俺が引き合わせた!!神は俺に四物を与えたかもしれない…。』
「あなたに連絡した私が間違っていたわ。」
携帯を閉じた。
ワッハッハー!しか言わないこの人。
本当に景気いいんだから…。
まあけど確かに、尽八のおかげなのかも…?
レースか…。
あまり想像ができない。
いつも優しくて王子様みたいな新開だから、真剣勝負になった時の顔が、想像できない…。
争いごととか嫌いそうな人だから。
にしてもこの授業本当につまらない…。
私はそう思い、教科書をみているフリをしながら、携帯をイジっていた。
「??」
何気なくみていたカフェ特集に気になるカフェを発見した。
『うさぎカフェ 箱根にNEWオープン!』
うさぎカフェ…。
行きたい。
・・・新開と。
今なら聞ける気がする…。
け、けど、レースに見に来いって、誘われたばかりなのに…。
あ、いいこと思いついた…。