第1章 No.1
女の子A「新開くん、このペットボトルの蓋開けて欲しい。」
「ああ、もちろんだよ。」
女の子B「新開くん、これ北海道のお土産!よかったら食べて。」
「おっ、ありがとう。あとで頂くね。」
女の子C「新開くん、教科書貸してほしい。」
「オーケー。」
新開隼人。
箱根学園3年。
同じクラスの男子。
めっちゃ優しい。
めっちゃイケメン。
故に、めっちゃモテる。
そして、私も、好き。
だけど、こんなに女の子に囲まれていると、
好きになる気持ちも、失せる。
諦めつつある。
この新開のこと。
まぁ、強いていうなら、この人いいなーくらいだし。
どうせ私のことなんてそこらへんの「女の子D」として向こうは
きっと思ってるし、別にいいのいいの。
ガチ恋になってはいけない人なんだ。
そもそも、なんで新開のこと好きになったんだっけ…?