第1章 出逢い
~授業中~
やっぱ眠い…
私はウトウトしていた。
『じゃあ、教科書開いてー。』
教科書ね……
あれ?
なくない?
机の中や鞄のなかを探したがなかった。
初の授業で忘れるとかww
まあ、いいや。
ボーと外を眺めていると
バサッ
私と松元くんの机の間に教科書が置かれた。
『教科書忘れた?』
『あ…うん。』
『見せてあげる。』
『ありがとう…ございます。』
優しい////
気配り上手だな…
少し緊張しつつも教科書を見る。
サラッ
自分の髪が浮いた。
ゆっくり自分の髪を見ると…
『!?』
秋元くんが私の髪を触っていた。