第5章 友情運UP☆
それから私たちは、よく屋上で昼食を一緒に食べるようになった。
芽生とも下の名前で呼びあうようになった。
今日も三人で昼食を食べている。
そのとき
『おーい、理沙ちゃん。』
振り返ると入谷くんと陵だった。
『一緒に弁当食べねぇ?』
『うん、いいよっ』
五人でランチ。
『君は…美嘉ちゃんだよね。俺は入谷拓真!よろしく☆』
『うん、よろしく。』
初対面の人にかならずあいさつするなんて、偉いなぁ…
『君は………て、えぇ!?』
入谷くんは芽生を見て、突然声を張り上げた。
『芽生じゃん!!』
『気付くの遅いわ、ドアホ。』
???
『知り合いなの?』
『知り合いもなにもいとこだよ!!』
へ!?
いとこ!?!?
芽生と入谷くんが!?
『そうなんだ…』
関西人のいとこ…
珍しい!!私にとっては!!
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ランチタイム終了。
一回も陵としゃべらなかった。
印を付けられてから、すごく意識してしまう。
ときどき目が合うが反らしてしまう。
噛んだ跡もしっかりと残っていた。