第3章 デート!?
……あれ?
殴られない?
目を開けると…
陵が男の腕を掴んでいた。
『陵…!』
『あ?んだテメェ…』
男はさらに不機嫌に。
『テメェこそなんだよ。俺の女に手ェ出しやがって。』
はい?
“俺の女”?
えええ!?
でも今はそんなこと言ってる場合じゃない。
『うっせぇ!!部外者は引っ込んでろ!!』
次は陵に殴りかかる。
危ない…!!
だが陵は軽く交わし、相手の溝うちを殴った。
『ぐはぁ――っ』
一発で倒れた。
『オラァ!!』
残りの二人も殴りかかる。
左右同時に来たため、陵は一歩後ろに下がり二人は正面衝突。
『うわぁ!』
この二人も倒れこむ。
ダ…ダサい…
陵すごい…。
『クソ…っ』
一人の男が立ち上がる。
『いい加減引いてくれないかなぁ?じゃないと…』
『“捻り潰すよ”』
男たちに微笑みながら言った。
だけど目が笑っていない。
私まで身震いしてしまった。
『ひぃ……!?』
完全に怯えきった男たちは退散した。
陵はあっけなく勝利した。