第15章 誰もいない教室で…
「じゃ…じゃあね、市川さん」
「うん、バイバイ」
九条くんは小走りで教室を出ていった。
最初はいきなり告白してきて驚いたけど…悪い人ではなさそう。
…あ、陵が待ってるから早く行かなきゃ。
そのとき、
ガラッ
「‼」
ドアが開いた方を見ると陵がいた。
「よぉ」
「なんで…」
「ん?遅いから」
ニコッと笑う陵。
なんか笑顔が怖い…
…いつから居たんだろう 。
「…ごめんね、待たせて。帰ろ……」
「よかったな。アイツと友達になれて。」
「!」
やっぱ…聞いてたんだ。
「……だから、何?」
少し強気に答える
「別に?メアド交換した後、うれしそーにスマフォの画面眺めてたから」
うれしそーに、て…