第15章 誰もいない教室で…
*理沙side*
友達…
な、なんだ、“付き合ってください”とかじゃないんだっ
早とちりしちゃったよ…
「友達なら…いい、よ?」
「ほ、本当?」
「うん」
「…は、はは、よかった。断られたらどうしようかと思った…あー、緊張したー…」
片手で顔を覆う九条くん。
「あの…じゃあ、友達としてよろしくね。」
私は手を差し出した。
「え…」
「? 握手。」
「あ…はい///」
九条くんは私の手を握った。
「よ…よろしく、お願いします///」
顔真っ赤…
なんか…かわいいかも。