第13章 転校生 ~理沙、ライバル現る!?~
「二人は付き合ってるの?」
「‼」
川上さんの不意な質問に私は驚いた。
「まぁ…そうだよ。」
隠すことないよね?
「へぇ…」
少し目を細めて微笑む川上さん。
その目は鋭く感じた。
「川上さん?」
「そっか^^付き合ってるんだ!うらやましいなー。何ヵ月?」
「えっと…」
「3ヶ月。」
陵、答えるの早っ
「あと…」
__キーンコーン カーンコーン…
川上さんが質問しかけたところで予鈴が鳴った。
「行くか」
「うん」
「市川さん」
「?」
後ろから呼び止められて振り返った。
「私のことは桜でいいよ。私も理沙ちゃんって呼ぶから^^」
「あ…うん、かわ…桜ちゃん。」
「これからよろしくね、理沙ちゃん^^」
桜ちゃんは私の手を握ってニッコリ微笑んだ。
私は桜ちゃんと親しくなれたと、純粋に嬉しかった。