第12章 暴風警報発令しちゃいました。
『私達、道端でよく会うわねー。これも何かの運命かしら?』
ふふ、とからかうように笑う女の人。
『ははは…』
苦笑いの陵。
そして女の人は私の顔を覗きこんできた。
『あなた…もしかして、理沙ちゃん!?!?』
『へ!?あ、は、はい…』
突然大声だしてビックリした。
『やっぱり!初めまして。陵の近所に住んでる、立花麗華です』
へぇ…ご近所さんか。
『わ、私は陵の彼女の…』
『知ってるわ^^市川理沙ちゃんでしょう?陵から聞いてるからね。』
『は、はあ…』
曖昧な返事をする私。
…それにしても本当に綺麗な人だな。
細身だが胸だけ大きく、大人っぽい顔つきで整っていて…モデルみたいだった。