第10章 臨海学校
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入浴後。
浴衣に着替えて部屋に戻った。
『お風呂めちゃ広かったね。』
『ね!サッパリした~♪』
ブーブー
スマフォが振動した。
『あ、メールだ。』
誰かな?
秋元陵様
『海での約束忘れてないよな?今からそっち行くから待ってろよ。』
……海での約束?
……………………………
『あーーーー!!!!』
『いきなり何よ!?!?』
美嘉ちゃんが目を見開いている。
『ごめん美嘉ちゃん!ちょっと出掛けてくる!!』
『は?どこに?てか外出禁止よ!?』
『外には出ない!!』
『じゃあどこに……て、理沙!』
驚いた美嘉ちゃんの言葉が言い終わる前に私は部屋を飛び出した。