第10章 臨海学校
きっとこれからも陵を好きになる子は現れる。
もし陵がその子のほうに行ったら?
不安で仕方なかった。
『ごめん…私不安だったの……っ陵が私から離れていっちゃうんじゃないかって…』
『……ははっ』
『陵?』
『バカだなお前。』
!?
『な…!?バカって……!』
ギュッ
『!?////』
いきなり抱き締められた。
お互い水着のため肌が直接密着する。
は…恥ずかしい!
『俺が他の女のところに行くわけねーだろ。
…不安にさせてごめん。俺はお前が一番好きだから…』
そう言って陵は優しくデコにキスをした。
今の言葉でさっきの不安が嘘のようになくなった。
『私も…陵が一番好きっ』
私は陵のほっぺにキスをした。