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【弱ペダ/荒北】ワガママなおりこうチャン【甘】

第6章 No.6


俺は柄にもなく叫んでしまった。

さやかに報告しよう。
今すぐに。
お礼にどっかつれてったやるか。

俺の所為であいつ全く遊びにいけてねーもんな。

そう思ってると勝手に足が動いて、
走っていた。

洋南大学の校門までくると、
みたことのある女が立っていた。

長い黒髪に
グレーの瞳
深い赤のリップに
ミニスカ。

さやかだ。

さやかはこっちをみてほほ笑んでいた。
俺が受かったって分かるのか?

さやかは俺の方に両手を広げて走ってきたから
俺もニヤつきながら両手を広げた。

さやか「おめでとう!!靖友!!」

「ありがとう、西木。おめーのおかげだな!」

突然お互いのことを下の名前で呼び捨てしていたけど、
違和感は特になかった。

俺の胸あたりに来る西木の頭を俺はなでまわす。

俺の体にすっぽり入るこいつは、
ジャストサイズだな。

さやか「これでうちら、大学も一緒だね!」

西木は俺に抱き着いたまんま、
顔だけを上げて俺をみてきた。

可愛すぎるだろ。
こんな表情もみせんのかよ、こいつは。

反則だ。

俺は西木がいとおしくて、たまらなくて、
そのまま、西木に短い口づけをした。

驚いた顔の西木は状況がよく分かっていないらしい。

「バーーーーーカ。これからもずっと一緒だろ、ボケナス。」

何言わせてんの。
調子狂うよ、全く。
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