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【短編集】倉庫【雑多】

第14章 クロユリ7(五条悟)


先端には直接触れず、円を描くように指先で弄ると、もぞもぞと腰が揺れた。
「あぁ…っ、せん、やめ…」
手を退けるようにるるの小さな手が押しのけてくる。
それを無視して柔らかく撫で続けると、脚も震えてきたようで、支えなしには立っていられなくなった。
「ぁ…ああ…ん、あ…」
着ているものを全てまくり上げ、直接肌に触れていく。
「いあ…だ、だめ…っ!」
「いいよ、楽にして」
小さな果実のような飾りをぎゅっと摘み、爪で甘く触れる。
「あ…!!ひぁぁ…!!」
そのまま口にふくみ、ちゅう、と音をわざと立てて吸いつく。
まだ成熟しきっていない身体なのに、随分と自分の穢れを仕込んでしまった。
細い腰が少し激しく揺れると、甲高い声が上がる。
「いやぁぁ……!!!」
そのままくたっと脱力すると、全体重が腕にのってくる。
それでも余りに軽いそれをすくいあげるように抱え、寝室へと向かった。

スカートから下着に触れると、すっかり濡れていて、口角が自然と上がる。
「あれだけで良いの?」

首を横に振られ、恥ずかしそうにするその可愛い姿がゆっくりと起き上がる。
るるから柔らかく触れるだけのキスをしてくると、首に腕を回してから脚に座らせた。
少しだけずらした下着から、腹につきそうな程反り返った自身を早急に侵入させた。
「ぁっ…、く…!」
圧迫感から出る苦しそうな声が一瞬だけ聞こえる。
部屋が寒かったはずなのに、もう熱い。
高揚しているせいか、いつもより大きく息をしてしまう。
粘着質な音と熱い体温が迎え入れてくれる。
肉襞がぎゅうぎゅうと狭まり、愉悦に目を細める。


何年もの間、どこか空虚だった。
忙しくても楽しくても、どこか穴が空いている。
るるとの時間は、どこかそれを埋めてくれている。
例え切っ掛けは僕の気紛れだったとしても。
大切に思える存在で、それがお互い様の関係で。
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