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【短編集】倉庫【雑多】

第10章 ヤナギ2(??前提ジャック)


特別室でそのまま眠ってしまったらしい。
昨日は授業かなにかで事故があったらしく、数人の相手をしなくてはならなかった。
ペンの宝石の染みが薄くなってることを確認し、書類を書いてから意識が飛んでいたようだ。
戸を開けると果物の盛られたお皿が置いてある。
学園長先生が持ってきてくれたようだ。
時計を見ると朝ご飯の時間は終わり、もう二限目頃だった。
もうお休みしよう、と決めてゆっくりお風呂に入った。
段々慣れてきてしまったのが、少し悲しい。
もう恋愛なんて、私には無理かもしれない。
また泣きそうになるのを堪えて、ベッドルームに戻ると、傷だらけのジャックくんがいた。

「あ…!」
「あ…」
気まずそうに視線を反らされ、ボソボソとここに来た理由を説明してくれる。
「学園長から…そろそろ行っとけって…」
「そうなんだ…怪我もしてるんだね……。
消毒くらいなら、私でも出来るから、おいで? 」
背の高いジャックくんが椅子に座ると、やっと同じくらいの目線の高さになる。
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