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【短編集】倉庫【雑多】

第6章 クロユリ3(五条悟)


動きを止められ、体内の楔がひくひくとしているのが避妊具越しに伝わってくる。
ぐ、ぐ、と腰を持たれてから奥に押し付けられ、仰け反ってそれを受け入れたところで、どくどくと吐き出された。
苦しそうに息を詰める先生がどうにも色っぽくて、無意識に繋がっているところが締まってしまう。
「そんなに好き?僕がイってる顔」
「…っ!!」
こんな状態でバレてしまったのが恥ずかしくて、近くのブランケットを手繰り寄せて顔を隠した。
「図星かー!」
「ちが、ます……」
声が上擦る。
「今度は間近で見せてあげる」
「くっ……!」
抱き締められると長い脚の上に乗せられ、奥に深く入り込む熱に吐息がまた溢れる。
「せ、せんせ、あした、はやいから…っ、も、…っ、あっ…んっ」
「新幹線で寝てていいよ」
「あっ、ちが、おきれな…あっ」
「起こしてあげるから大丈夫」
「んんっ!ひや、あっ…あるけなくなっちゃ…」
「抱っこしてあげるから何も心配しないで」
「も、あっ、ひど…っ、ああっ!」
有無を言わさない態度に従うしかなく…。
朝日が昇るまでたっぷりと愛されてしまった。




てっきりないがしろにされてるのかと思った、と心配してくれた同級生たちは安心したように朝、お見送りをしてくれる。
短い間だけど、ばいばいと手を振り、荷物を持っていただいている先生の後ろ姿を追った。
もちろん、真っ直ぐ歩けるはずもなく、千鳥足で…。


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