【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第2章 おいでませ鬼滅の刃。
義『どうだったよ!!』
「…避けれる!って正直思いました。」
柚『うん。僕が振りかざした瞬間の速度なら
対応できる速度だっただろうね。』
たしかにそうなのだ、
降ろしてきた所までは目で追えた。
そこから突然速度が上がり、
次の瞬間には肩に振り下ろされていたのだ。
義『何が起こったかわかるか?』
あの瞬間、義慈さんはどこにいた?
目の端で動いていたのだけは捉えていたが、
直接当たって来てはないない。だとすると。
「風圧……ですか?」
柚『正解。流石だね。』
義『柚樹が振り下ろした瞬間に合うように
太刀筋に反って風圧で押したんだよ。』
「義慈さんのスピードと存在感が無かったのは。 」
義『おめぇ!言い方!!!』
柚『僕を援護することに回っていたからだよ。
分かりにくくするために気配を多少消していたんだ。』
「これを合わせ稽古無しに
瞬時に判断して初見の相手にも合わせる。
ってことですか。」
義 柚『『その通り!』』
「それは単体で戦うよりも
格段に難しいんじゃ…。」
義『もちろんそうだ。
俺も柚樹もそれぞれ呼吸はあるからな。
それを使い個人の力を高めた上でなきゃ
支心流 は成り立たない。』
柚『僕は雷の呼吸、義慈は風の呼吸。
自分の力を使って相手を援護する。
それが僕らの流派だよ。』
「観察力と構成力、何よりも冷静な判断力。」
柚『後は、余裕と信頼。』
義『この流派は誰よりも強くなきゃならねぇ。
けどな強いだけでも俺らの流派は継げねぇぞ。』
「強いだけじゃ継げない…ですか。」
柚『誰かを守りたいとか、助けになりたいとか
そういう心が1番大切になってくる流派なんだよ。』
「けどそれって…。
一歩間違えたら、とても邪魔になる。」
義『そうだ。すげぇお節介な流派だろ。』
「否定できません。
勇気が要りますね、この流派…。」
柚『この人になら背中を預けて全力が出せる。
そんな人間になることが目的なんだよ。』
義『人間としてのでっかさが1番大切なんだ。』
「これは、なかなか。」
柚『ふふっ、強いのに自信なさそうだねぇ。』
優しい手がポスッと頭にに落ちてくる。
「自信なんて持ったことが無いもので。」
撫でられている心地良さに目を細める。
そんな姿に猫みたいだとクスっと笑う。