第19章 *寵愛 時透無一郎☆
「はい、これ」
『えっと…隊服ですか?』
翌日の早朝無一郎は隠のゲスメガネを叩き起こしては早急にの隊服を作り直させた。
新しい隊服を受けとれば不思議そうには首を傾げる。
「これからはそれを着て…じゃないと毎日抱き潰すから」
『っ…わ、わかりました!!』
隊服を持ち、慌てたように別室に向かうに無一郎は舌を出して見送った。
「あんな姿、他の男には見せちゃ駄目だよ」
ぽそりと呟くその声は、に届かず風と一緒に消えていった。
そして着替え終わったの手に持った、問題の隊服は無一郎によって切り刻まれたそうな。