第20章 一線・倉持※裏
「真琴っ、オマエ…なんで…」
「だって…洋一ってば玄関の鍵閉めてないんだもん。ちゃんと戸締まりしないとダメじゃん。」
いつもと変わらない様子の真琴。
「そうじゃなくて!オマエ…なんで来たんだよ…」
「なんでって。。。洋一、部屋にこいって言ったじゃん。」
「そうだけど!そうだけどよ。。。」
俺は立ち上がり真琴の前に立つ。
「俺がどんな意味で誘ったかわかってるんだろうな?」
脅しに近い態度で真琴に近付く。
「わかってるよ!」
そう言って…俺の胸に飛び込んできた。
「わかってるもん。。。約束も…ちゃんと覚えてるよ?」
そして俺を見上げる。
「だから…今日お母さんたちいないのわかってて帰ってきたんだから。。。」
なんだ…コイツも覚悟して一緒に帰ってきたんだーーー
ふっと…肩の力が抜けた俺は真琴を優しく抱き締める。
「ホントに…いいんだな?」
真琴は腕の中でコクリとうなずいて、俺の顔を見上げる。
「もう…幼なじみの延長は嫌なの…ちゃんと洋一の彼女になりたいのーーー」
言い終わると同時に真琴の唇を塞いだ。
初めは優しく…するつもりだったけど、すぐに深いものに変わってしまった。
「…んっ…」
俺のTシャツをキュッと掴みながら、たまに漏れる吐息。
「…ハァ…んっ…んっ…ハァ…」
息継ぎに少し離れる唇。
「よぅ…いち…好き…大好き…」
トロンとした顔でそう言うと、俺の胸に顔を埋める。
そんな真琴を抱き締めベッドに座らせる。
「俺も…好きだ…」
また唇を奪いそのままベッドに押し倒す。
お互いの舌を絡めさせて口内を貪りながら、右手は服の上から柔らかい胸を優しく揉む。
「…んっ…」
真琴の身体がピクンと反応する。
「服…脱がすぞ…」
「うん…///」
シャツを捲ると少し身体を浮かし協力してくれる。
ブラジャーのホックを外すのに背中に手を回しただけで微かに反応する。
「何…怖い?」
「ううん…やっぱり…恥ずかしい…///」
そう言って真琴はブラジャーを外した胸を両腕で隠す。
「あまり…見ないで…///」
顔を紅くして顔を反らす真琴がまた可愛い。
「これで一緒な。」