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青空の彼方【ダイヤのA】

第18章 リアル・御幸 ※裏


「御幸くん、おはよう!」

「あっ…おっ、おはよ。。。」

いつもと変わらない笑顔で真琴が廊下を小走りで隣の教室に入って行く。

夢とはいえ、なんだか罪悪感を感じてる俺。。。

今、真琴の顔をまともに見れば思い出してしまう。


……と…思っていたけど、休み時間に遊びに来て倉持といつも通り過ごしたり、普通に接してくる真琴に朝まであった罪悪感も薄れていく。。。


昨日、俺の部屋で途中まで…その…エッチなことしたのに、真琴はそれでいいのか?

俺はあんな夢まで見るほど、一緒にいたくて、続きもしたくて、もっと触れたいと思ってるのに。

こんなに好きなのにーーー



それとも俺。。。欲求不満なのか?

って思うくらい、昼休みには真琴を部室に連れ込んでいた。


「ねぇ?いいの?私まで部室に来ちゃって。。。」

「んー?大丈夫、大丈夫!部活の時間以外は誰も来ないからさ。」

「鍵も持ってるし、キャプテンの特権ってやつ?」

そう言って、イタズラに微笑む真琴。

キャプテンの特権ってゆーか…青道高校野球部のルール。

彼女のいる部員たちの密会場所になってる(笑)

キャプテンになった俺は鍵の管理をしていて、いつもは鍵を貸す立場だったけど、今日だけは譲れなかった。

「御幸くんのロッカーはどれ?」

そうとは知らず真琴はーーー

「あ~ここ、洋一のロッカーだ!」

背番号6のユニホームがあるロッカーを見て楽しそうだ。

「相変わらず散らかってるね~、隣はノリだね!やっぱり整理されてキレイだね!」

せっかく二人でいるのに他の奴の話ばっかりーーー

俺は真琴を後ろから抱き締めた。

「御幸くん?」

「せっかく二人になれたのに他の奴のことばっかだね。」

「えっ…」

俺は真琴が弱い耳に唇を寄せる。

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