第17章 夢の誘惑・御幸 ※裏
夜、外で真琴と二人。
「少し歩こう?」
そう言った真琴はなんだかいつもと違う感じがした。
恥ずかしがり屋な真琴は普段あまり自分から手を繋いだりとかしてこないのにーーー
今は俺にピッタリと寄り添うように腕を絡めている。
「真琴、どうした?」
「えっ?何が?」
「いや…なんか真琴からこんなにくっついてくるなんて珍しいなと思って。。。」
そう言って俺は真琴の顔を覗き込んだ。
顔は少し紅潮していて、一瞬俺から目を逸らしたかと思ったら、上目遣いで俺を見上げーーー
「…ダメ…だった?」
「やっ///ダメじゃないよ。」
むしろ嬉しいってゆーか。。。そう言い掛けた時ーーー唇に柔らかい感触が触れた。
「…っ///まっ…真琴?」
情けないことに動揺した俺をよそに真琴は更に俺に抱き付いてきた。
「さっきの。。。御幸くんの部屋での。。。」
さっき…?俺の部屋で…?
あっ。。。と思い出した時ーーー
「さっきの。。。続きしたいと思ってるのは…私…だけ?」
そう俺を見上げた真琴の瞳は少し潤んでいて、やけに色っぽかった。
その一言に俺の理性は吹っ飛び、真琴の腕を掴み人気も灯りもない建物の陰に連れ込んだ。
「…いいんだね?」
最後にわずかだけ残っていた理性の欠片で尋ねると、返事の代わりに真琴は俺の首に腕を回しキスをした。
真琴が俺を煽ったんだ。
いつもみたく優しくなんてしてやる余裕なんてない。
俺は真琴を抱き締め、口内を犯すように貪った。
「んっ…ふっ…はぁ…」
真琴の口から洩れる吐息は必死に俺を受け止めようとしてくれている。
もう止められないーーー
俺は唇を離すと真琴の身体をくるりと反対に向かせて後から抱き締め…耳元で囁く。。。
「さっきの続き…しよ?」
真琴の身体がピクリと反応したのを見て、俺は真琴の弱い耳を攻めながら服の裾からブラジャーも押し退け、柔らかな胸を揉む。
「ッ…///あっ…やぁ///」
掌に感じる真琴が感じてる証。。。